OBS Studioで配信を始めたいけれど、今のPCで足りるのか、PCやグラフィックボード(GPU)を買い替えるなら何を基準にすればよいのか分からない、という方に向けた記事です。
先に結論を書くと、OBSで配信するための、このスペックなら大丈夫という推奨スペックは、一律には決まりません。必要な性能は、使うエンコーダー、配信の解像度・FPS、シーンの内容、同時に動かすゲームによって変わるためです。そのため、この記事では数値の目安を示す代わりに、次の順番で自分の条件に合わせて判断する方法を整理します。
- OBS公式のシステム要件が何を示していて、何を保証していないかを知る
- 配信中にPCのどこ(CPU・GPU・エンコーダー)に負荷がかかるかを知る
- ゲームをしながら配信する場合に、何を確認すればよいかを知る
- 買い替える前に、今のPCで足りるかをOBSの機能で確かめる
- GPUを選ぶ場合は、エンコーダー・対応コーデック・電源要件をメーカー公式の仕様で確認する
この記事は、OBS公式の情報と、NVIDIA・AMD・インテルの日本語公式ページ(2026年10月23日時点)をもとに整理しています。紹介するGPUは使用しておらず、性能や画質は評価していません。製品のおすすめや順位付けもしていません。OBSの画面の表記は、OBS Studio 32.2.2(2026年10月23日時点の最新の安定版)・Windows 11・日本語版のものです。
OBS配信に必要なPCスペックは一律に決められない
OBSで配信するにはCPUは何が必要か、メモリは何GBあればよいかと考える方は多いですが、OBS公式はそうした数値の目安を示していません。ここでは、OBS公式のシステム要件が示している内容と、要件だけでは判断できない理由を説明します。
配信に必要な機材(PC・マイク・キャプチャーボードなど)の全体像は、ゲーム配信・録画を始めるには何が必要かで整理しています。この記事では、そのうちPC本体の考え方を扱います。
OBS公式のシステム要件
OBS公式のシステム要件では、Windows版の要件として、DirectX 10.1に対応したGPUと、Windows 10またはWindows 11が挙げられています。CPUの型番やメモリ容量の目安は書かれていません。
なお、MicrosoftはWindows 10のサポートを2025年10月14日に終了しており、それ以降はセキュリティ修正プログラムなどを提供しないとしています。また、Microsoftが公開しているWindows 11の最小システム要件は、Windows 11が動くための条件です。OBSで配信するのに十分な性能の目安ではない点に注意してください。
要件を満たしても配信できるとは限らない
OBS公式は、システム要件を満たしているPCであっても、OBS Studioで配信・録画できることは保証されないとしています。
その理由として公式は、CPUに求められる性能は、選んだエンコーダー、解像度、FPS、シーンの複雑さによって大きく変わると説明しています。そのうえで、ツールメニューの自動構成ウィザードを使って、自分のPCに合う設定を探すよう案内しています。
つまり、同じPCでも、どんな条件で配信するかによって、足りる場合と足りない場合があります。自分の条件で判断するには、まず配信中にPCのどこへ負荷がかかるのかを知っておくことが役立ちます。
OBS配信でPCのどこに負荷がかかるか
OBSで配信するときの主な処理と、主に負荷がかかる部分を表にまとめました。
| 処理 | 主に負荷がかかる部分 | 内容 |
|---|---|---|
| シーンの合成・描画 | GPU | 画面に映すゲーム画面や画像などをシーンとしてまとめて描画する |
| エンコード(ソフトウェア:x264) | CPU | 映像を配信・録画用の形式に変換する |
| エンコード(ハードウェアエンコーダー) | GPU内のエンコード専用の部分 | 同じ変換を、GPUに組み込まれた専用の部分で行う |
| ゲーム | ゲームによって異なる | ゲームの必要環境はゲームごとに違う |
この表は、OBS公式の説明をもとにした整理です。実際の負荷は、PCの構成や設定によって変わります。
シーンの合成・描画はGPUを使う
OBS公式のFAQによると、OBSはシーンの合成・描画にGPUを使います。そのため、エンコードをCPUで行う場合でも、OBSを動かすにはGPUの処理能力が必要です。
GPUの処理が追いつかず、OBSが時間内に画面を描画できない状態は、OBS公式のログ解析ツールでは「レンダリングラグ」(GPUの過負荷)として扱われます。この状態はOBSの統計で確認できます(この記事の後半、今のPCで足りるかを確かめる方法の章で説明します)。
エンコードはCPU(x264)またはGPUのエンコーダーで行う
配信や録画では、映像を配信・録画用の形式に変換する処理(エンコード)が常に行われています。この処理をどこで行うかは、OBSで選ぶエンコーダーによって変わります。
- ソフトウェアエンコーダー(x264):CPUでエンコードする
- ハードウェアエンコーダー:GPUなどに組み込まれた専用の部分でエンコードする(種類は、この記事の後半で説明します)
OBS公式のナレッジベースでは、ハードウェアエンコーダーは処理をCPUからGPU内の専用部分に移すため、一般にパフォーマンスの面で推奨されるとしています。また、自動構成ウィザードの説明では、ハードウェアエンコードはCPU使用率がほとんどなくなる一方で、同程度の品質にするには多くのビットレートが必要になるとされています。
x264を使う場合は、「エンコーダプリセット」によってCPU使用率が変わります。既定の「veryfast」は中程度のCPU使用率で、より遅いプリセットほどCPU使用率が高くなります。OBS公式のログ解析ツールは、veryfastより遅いプリセットを推奨しておらず、ゲームのパフォーマンスが大きく下がる場合があると説明しています。
解像度・FPS・録画の同時実行で負荷が変わる
同じPC・同じエンコーダーでも、配信の設定によって負荷は変わります。
- OBS公式のナレッジベースでは、出力(スケーリング)解像度を下げるとエンコーダーの負荷が下がり、FPSは描画とエンコードの両方の負荷に影響するとしています
- OBS公式は、60fpsは30fpsよりシステムの負荷が大きいと説明しています
- 配信しながら、配信と異なる品質で録画すると、PCの追加のリソースを使います(OBSの警告文の説明)
このため、1080p・60fpsで配信しながら別の品質で録画する場合と、低い解像度・30fpsで配信だけする場合とでは、同じPCでも足りる・足りないの結果が変わることがあります。PCのスペックを考えるときは、自分がどの条件で配信したいのかを先に決めておくと判断しやすくなります。
CPU・メモリ・ストレージの考え方
OBS公式のシステム要件には、CPUの型番やメモリ容量の目安が書かれていません。そのため、この記事でもCPUやメモリについて、〇〇以上といった数値の目安は示しません。代わりに、自分の環境で何を確認すればよいかを説明します。
CPU:x264で配信するかどうかで重要度が変わる
OBS公式は、CPUに求められる性能は、選んだエンコーダー・解像度・FPS・シーンの複雑さによって大きく変わるとしています。CPUの重要度を考えるときは、次の点を確認します。
- x264で配信するか:x264を使う場合は、エンコードをCPUが担うため、CPUの性能の影響を直接受けます。プリセットを遅くするほどCPU使用率が上がります
- ハードウェアエンコーダーを使うか:ハードウェアエンコーダーを使うと、エンコードの処理はGPU内の専用部分に移ります。ただし、CPUを使わなくなるわけではありません
- ゲームがCPUをどれくらい使うか:ゲームをしながら配信する場合、ゲームの処理にもCPUが使われます。ゲームの公式の必要環境も確認します
CPUが足りているかどうかは、型番を比べるよりも、実際に使いたい設定で配信・録画してOBSの統計を確認するほうが確実です(後述)。
メモリ・ストレージ:OBS公式の目安はない
OBS公式のシステム要件には、メモリ容量の記載がありません。ゲームをしながら配信する場合は、まずゲームの公式の必要環境に書かれたメモリ容量を確認してください。
ストレージは、録画する場合に空き容量へ注意が必要です。OBS 32.2.2では、録画先の空き容量が50MB未満になると、録画が自動で停止します。長時間録画する予定がある場合は、録画先のドライブに十分な空き容量があるかを録画前に確認しておきましょう。
ゲームをしながら配信する場合の考え方
ゲームをしながら配信する場合は、ゲームとOBSの両方がPCの性能を使います。ゲームの必要環境はゲームごとに違うため、この記事では特定のゲームの数値は示しません。ゲームの公式情報で必要環境を確認したうえで、次の点を考えます。
ゲームとOBSは同じGPUを使う
OBSはシーンの合成にGPUを使うため、ゲームとOBSは同じGPUを分け合うことになります。OBS公式のFAQでは、ゲームのFPSは問題ないのにOBSの処理が追いつかない場合、多くはGPUの過負荷が原因だとしています。
OBS公式のナレッジベースでは、ゲームのFPSを制限する(V-Syncを有効にすることを含む)ことや、ゲームの画質設定を下げることで、OBSが使えるGPUの余裕ができるとしています。
判断の仕方としては、ゲームが使う分にOBSの合成・エンコードの分が加わってGPUにかかる、と考えます。どれくらいの余裕が必要かは、ゲームや配信の設定によって変わるため一律には言えません。今のPCがある場合は、実際にゲームをしながら配信・録画して、OBSの統計で確かめるのが確実です。
ノートPC・GPUが2つあるPCの注意
OBSは、同時に1つのGPU上でしか動作しません。ノートPCのように内蔵GPU(省電力のGPU)と外部GPUの両方があるPCでは、OBSが内蔵GPUで動いていると、外部GPUで動くゲームをゲームキャプチャで取り込めない場合があります。OBS公式は、OBSを高パフォーマンスのGPUで動かすことを推奨しています。
OBSを動かすGPUの指定方法は、OBSでゲームキャプチャが真っ黒・映らない場合の対処法で説明しています。
ゲーム機を配信する場合
Nintendo SwitchやPS5などのゲーム機の画面を配信する場合は、キャプチャーボードを使ってゲーム機の映像をPCに取り込みます。キャプチャーボードの見方や選び方は、初心者向けキャプチャーボードの選び方で解説しています。
ゲームはゲーム機側で動きますが、取り込んだ映像をシーンとして合成し、エンコードして配信する処理はPCで行います。PC側で考えることは、この記事の前半で説明した負荷のかかり方と同じです。
今のPCで足りるかを確かめる方法
推奨スペックが一律に決まらない以上、今のPCで足りるかどうかは、自分の配信条件で実際に確かめるのが一番確実です。PCやGPUを買い替える・追加する前に、次の流れで確認してください。
- 自動構成ウィザードで、自分のPCに合う設定の目安を出す
- 統計を開いた状態で、その設定のまま実際にゲームをしながら(またはいつもの使い方で)配信・録画する
- 統計の項目から、負荷がGPU・エンコーダー・ネットワークのどこにかかっているかを切り分ける
- 設定で負荷を下げても改善しない場合に、GPUなどの見直しを検討する
ウィザードの結果どおりに設定すれば必ず安定する、というわけではありません。最終的には、統計で処理落ちが出ていないかを確認します。
自動構成ウィザードで目安の設定を出す
「ツール」→「自動構成ウィザード」は、OBSで何をしたいか、PCのハードウェア、配信時のネットワーク状況を考慮して設定を組み立てる機能です。OBS公式も、自分のPCに合う設定を探す方法としてこのウィザードを案内しています。
OBS 32.2.2の日本語版では、Twitchに接続した場合、配信情報の画面に「ハードウェアエンコードを優先する」という選択肢があります(表示される項目は配信先によって異なる場合があります)。ウィザードの使い方は、OBS Studioインストール後にやるべき初期設定で解説しています。
統計で処理落ちを確認する
配信・録画中のPCの状態は、「表示」→「統計」で確認できます。統計の項目のうち、PCの性能が足りているかの判断に使うのは主に次の2つです。
- 「レンダリングラグにより逃したフレーム」:OBS公式のログ解析ツールの説明では、GPUの過負荷(OBSが時間内に画面を描画できない状態)を示します
- 「エンコードラグによりスキップされたフレーム」:エンコーダーの過負荷を示します。x264ならCPU、ハードウェアエンコーダーならGPUの負荷です
どちらが増えているかによって、確認することが変わります。
| 統計で増えている項目 | 主に関係する部分 | 先に見直すこと(例) |
|---|---|---|
| レンダリングラグにより逃したフレーム | GPU(シーンの合成・描画) | ゲームのFPSの制限、ゲームの画質設定 |
| エンコードラグによりスキップされたフレーム | エンコーダー(x264ならCPU、ハードウェアエンコーダーならGPU) | 出力(スケーリング)解像度・FPS、x264のプリセット |
| ドロップしたフレーム (ネットワーク) | ネットワーク | 下の「配信が途切れる原因がネットワークの場合」を参照 |
設定を見直しても処理落ちが続く場合は、PCの性能が配信の条件に対して足りていない可能性を考えます。増えている項目ごとの切り分けと、負荷を下げる具体的な設定は、OBSの配信・録画がカクつく原因と対処法で解説しています。
配信が途切れる原因がネットワークの場合
統計の「ドロップしたフレーム (ネットワーク)」が増えている場合は、配信サーバーとの接続(ネットワーク)の問題です。OBS公式は、この項目はネットワークの問題で、OBSが原因になることは極めてまれだと説明しています。
この場合は、PCのスペックとは別の問題として確認が必要です。ネットワークの切り分けと対処は、OBSの配信が途中で切断される原因と対処法で解説しています。
GPUを選ぶときに確認する仕様
今のPCで確かめた結果、GPUを買い替える・追加することにした場合に、OBSで配信する観点から確認したい仕様は次の3つです。
- ハードウェアエンコーダーの種類と世代
- 対応コーデック(H.264・HEVC・AV1)
- 電源要件
ゲームの性能は、遊ぶゲームの必要環境で確認してください。この記事ではGPUのゲーム性能は比較しません。
なお、今使っているGPUが現行製品ではないことだけを理由に、買い替えが必要とは言えません。確認するのは、使いたいエンコーダー・コーデックに対応しているかと、前の章の統計で処理落ちが出ているかです。
ハードウェアエンコーダーの種類と世代(NVENC・AMF・QSV)
OBS公式のナレッジベースは、一般向けのハードウェアエンコーダーが組み込まれているGPUとして、次の3つを挙げています。
- NVIDIAのNVENC
- AMDのAMF(Advanced Media Framework)
- IntelのQSV(Quick Sync Video)
ただし、同じナレッジベースでQSVの対応条件として説明されているのは、Intel製CPUに内蔵されたグラフィックス(Sandy Bridge以降のIntel HD Graphics。Haswell以降を推奨)です。また、同じナレッジベースでは、NVIDIAかAMDのGPUがあるPCでは、一般にQSVではなくNVENCかAMFを使うよう案内しています。
AMDは、OBSと提携し、AMD AMF(Advanced Media Framework)をOBSに統合したと説明しています。
エンコーダーの世代も確認したいポイントです。OBS公式のナレッジベースでは、最近のハードウェアエンコーダーは性能への影響が小さく画質も非常に良い一方、古い世代のものは同じビットレートでx264より画質が下がるとしています。世代はメーカーの仕様で確認できる場合があり、たとえばNVIDIAはGeForce RTX 50シリーズのエンコーダーを第9世代のNVENCとしています。一方、AMDの製品の仕様表にはエンコーダーの世代の記載がなく、インテルの製品の仕様表でも世代の記載は確認できませんでした。
NVENCを使う場合は、OBS Studio 32.2.2ではNVIDIAのドライバー570以上が必要です。NVENCを使う予定がある場合は、ドライバーのバージョンも確認してください。
対応コーデック(H.264・HEVC・AV1)
エンコードの形式(コーデック)には、H.264・HEVC(H.265)・AV1があります。エンコーダーごとに対応するコーデックが違い、GPUの世代によってはAV1のエンコードに対応していません。たとえばNVIDIAの対応表では、GeForce RTX 3060・RTX 3060 TiはH.264・HEVCのエンコードには対応していますが、AV1のエンコードには対応していません。
OBS 32.2.2の基本モードの「映像エンコーダ」には、「ハードウェア (NVENC, AV1)」のように、エンコーダーとコーデックを組み合わせた名前の選択肢があります。配信の選択肢は、PCで使えるエンコーダーと、選んだ配信先が対応するコーデックによって変わる仕組みになっています。たとえば、当サイトのカクつきの記事の確認環境では、選択肢は「ソフトウェア (x264)」「ハードウェア (NVENC, H.264)」の2つでした。
AV1やHEVCで配信・録画したい場合は、GPU(エンコーダー)が対応しているかと、配信先が対応しているかの両方を確認します。配信先の対応状況は、各サービスの公式情報で確認してください。AV1への対応は、AV1を使いたい場合に確認する点です。
電源要件(メーカーごとに表記が違う)
GPUを追加・交換する場合は、メーカーが示す電源の要件と、今のPCの電源ユニットの容量を確認します。
注意したいのは、メーカーごとに電源の要件の表記と条件が違うことです。
- NVIDIA:「システム要件の電力」(Ryzen 9 5900Xを搭載したPCを基準とした最小要件で、システム構成によって異なる場合がある)
- AMD:「PSU の推奨最低要件」
- インテル:「最小電源ユニット」
このように基準が同じではないため、メーカーをまたいで数値を並べて比べることはできません。電源ユニットの容量は、使うGPUのメーカーの表記で確認してください。
現行GPUのエンコーダー・電源要件(公式仕様の比較材料)
ここでは、前の章で説明した仕様を確認するための材料として、現行GPUの公式仕様をまとめます。おすすめや順位を示すものではありません。
掲載したのは、2026年10月23日時点でメーカーの日本語公式ページに現行製品として掲載され、H.264・HEVC・AV1のハードウェアエンコードへの対応を確認できたデスクトップ向けGPU(NVIDIA GeForce RTX 50シリーズ、AMD Radeon RX 9000シリーズの一部、インテル Arc Bシリーズ)です。電源要件の表には、そのうちメーカーの公式情報で電源要件を確認できた製品だけを掲載しています。表に載っていないGPUが使えないという意味ではありません。表はメーカー名・製品名の順に並べており、並び順は評価とは関係ありません。
シリーズごとのエンコーダーと対応コーデック
エンコーダーの名称は、メーカーまたはOBS公式の一次情報で確認できた名称だけを書き、確認できない場合は「—」としています。「—」は、ハードウェアエンコーダーが無いという意味ではありません。
| メーカー・シリーズ | 掲載した製品 | エンコーダーの名称 | 世代 | H.264 | HEVC | AV1 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NVIDIA GeForce RTX 50シリーズ | RTX 5050・RTX 5060・RTX 5060 Ti・RTX 5070・RTX 5070 Ti・RTX 5080・RTX 5090 | NVENC | 第9世代 | 対応 | 対応 | 対応 |
| AMD Radeon RX 9000シリーズ | RX 9060 XT (16 GB)・RX 9070・RX 9070 XT | AMF | —(メーカー仕様に記載なし) | 対応 | 対応 | 対応 |
| インテル Arc Bシリーズ | Arc B580・Arc B570 | —(メーカー仕様に名称の記載なし) | —(メーカー仕様に記載なし) | 対応 | 対応 | 対応 |
- NVIDIA:エンコーダーの名称と世代は、NVIDIAの日本語公式の比較表(「NVIDIA Encoder(NVENC)」「Ninth Generation」)によります。対応コーデックはNVIDIAの対応表によります
- AMD:AMDは、AMD AMF(Advanced Media Framework)をOBSに統合したと説明しています。各製品の仕様表には、エンコーダーの名称の記載はありません。H.264・HEVC・AV1のエンコードへの対応は、AMDの各製品の仕様表によります
- インテル:Arc B580・B570がH.264・HEVC・AV1のハードウェアエンコードに対応していることは、インテルの仕様表で確認できます。仕様表ではエンコーダーの名称の記載を確認できなかったため、名称の欄を「—」としています
(確認日:2026年10月23日。情報源:NVIDIA・AMD・インテルの日本語公式ページ、NVIDIAの対応表)
メーカーごとの電源要件
電源の要件は、メーカーごとに条件・表記が違うため、メーカー別の表に分けています。表をまたいで数値を比べないでください。
NVIDIA GeForce RTX 50シリーズ(NVIDIAの表記)
| 製品 | Total Graphics Power | システム要件の電力 |
|---|---|---|
| RTX 5050 | 130W | 550W |
| RTX 5060 | 145W | 550W |
| RTX 5060 Ti | 180W | 600W |
| RTX 5070 | 250W | 650W |
| RTX 5070 Ti | 300W | 750W |
| RTX 5080 | 360W | 850W |
| RTX 5090 | 575W | 1000W |
NVIDIAは、システム要件の電力について「最小要件は Ryzen 9 5900X プロセッサ搭載の PC に基づいています。電力要件はシステム構成によって異なる場合があります。」と注記しています。
AMD Radeon RX 9000シリーズ(AMDの表記)
| 製品 | 標準ボード電力(デスクトップ) | PSU の推奨最低要件 |
|---|---|---|
| RX 9060 XT (16 GB) | 160W | 450W |
| RX 9070 | 220W | 650W |
| RX 9070 XT | 304W | 750W |
インテル Arc Bシリーズ(インテルの表記)
| 製品 | TBP | 最小電源ユニット |
|---|---|---|
| Arc B580 | 190W | 600W |
(確認日:2026年10月23日。情報源:NVIDIA・AMD・インテルの日本語公式ページ)
まとめ
- OBS公式のシステム要件はCPU・メモリの目安を示しておらず、要件を満たしても配信・録画できることは保証していません。必要な性能は、エンコーダー・解像度・FPS・シーン・ゲームによって変わるため、推奨スペックは一律に決まりません
- 負荷は、シーンの合成・描画がGPU、エンコードがx264ならCPU・ハードウェアエンコーダーならGPU内の専用部分、ゲームはゲームの必要環境しだいでかかります
- ゲームをしながら配信する場合は、ゲームとOBSが同じGPUを分け合うことを前提に、ゲームの必要環境とOBSの合成・エンコードの分を考えます
- 今のPCで足りるかは、自動構成ウィザードで設定の目安を出し、統計の「レンダリングラグ」「エンコードラグ」「ドロップしたフレーム (ネットワーク)」で確かめます。買い替えを検討するのは、設定を見直しても処理落ちが続く場合です
- GPUを選ぶ場合は、エンコーダーの種類と世代、対応コーデック、電源要件を、メーカー公式の仕様で確認します。電源要件はメーカーごとに表記が違うため、メーカーをまたいで比べません
参考情報
- System Requirements(OBS)
- Releases · obsproject/obs-studio(GitHub)
- Video Encode and Decode Support Matrix(NVIDIA Developer)
- GeForce グラフィックスカードの比較(NVIDIA)
- GeForce RTX 50 シリーズ グラフィックスカード(NVIDIA)
- AMD Radeon RX 9060 XT (16 GB)(AMD)
- AMD Radeon RX 9070(AMD)
- Radeon RX 9070 XT(AMD)
- AMD Radeon グラフィックス カード(AMD)
- 忘れられない一瞬を録画、ストリーミング、共有(AMD)
- インテル Arc B580 グラフィックス 製品仕様(インテル)
- インテル Arc B570 グラフィックス 製品仕様(インテル)
- Windows 10、Windows 8.1、Windows 7 のサポート終了(Microsoft)
- Windows 11 の仕様とシステム要件(Microsoft)
(確認日:2026-10-23)

